不変
![yuki](http://blog-imgs-38.2nt.com/j/u/n/junna0721/DVC00090.jpg)
長野の年明けは雪です。うちの辺はパラパラだけど。
う~寒い寒い。
雪が降ると北陸に遊びに行きたくなります。
この時期は食べるものがとっても美味しいから。
でも雪で車が動かなくなるのも何度も経験しているのでなかなか予定が組めないんだよね。
私が北陸で初めて今のお仕事をしたのは数年前の12月の中頃。
いつ頃から働こうかな~年明けからにしようかなあ、と考えている私に、お仕事を教えて下さったお姉さんが厳しい顔で
「あんたさ、年末年始働かないんだったらこの仕事してもしょうがないよ」と一言。
本当にその通りで、年末年始はお店はドタバタなんだけど、これで成人の日を過ぎたくらいから2月いっぱいはあまり人の動きもなくお店はヒマ。
せっかく仕事を覚えたのにいつから働くかウジウジしていた私にイラッとして出た一言・・・みたいな雰囲気だったんだけど、その一言でかなり吹っ切れたところもあってそれを言われた時のことだけはハッキリ覚えています。
同じ時なのにマットの講習を受けている時のことなんかは緊張していたのもあってほとんど覚えてないのに。
最初に働いたお店は石川県の温泉場にありました。
いかにも場末のソープ、といった感じでどこか暗い雰囲気を醸し出していました。
今でこそ、「今のお仕事は好きで気ままにのんびりやってます♪」なんて言う事ができるけど、このお店にいた時は自分の状況が云々という以上にそのお店の持つ雰囲気が
「死ぬ気でやらないといけない」と思わされるものがありました。
お店の店長からも
「働かせてもらってるという気持ちを忘れるな」「天狗になるな」
というような事をいつも言われ、今思えばものすごく窮屈な環境だったのに当時は「そうだ、ここはこういう所なんだ」と自分に言い聞かせるようにしてガツガツもくもくと働いていたような気がします。
仕事を教えてくれたお姉さんは講習中一度もニコリともしなくて、その時になんとなくそういうこともわかっていたのかも。
自由奔放、とか言っている私にとってそれは人生の中で一番しんどかった時期だったかもしれない、でもしんどいとかの感情も一番なかった時期のような気もする。今ではもうよくわからない事なんだけど。
いろいろ振り返ってみたくなる時・・・そんな時なのかな、それは静かな時の証拠なのかも。
以前と今と、お仕事に対する考え方も違っていて・・・
ただね、これから2月くらいまでお店がヒマそうなのは加賀温泉も大宮もあんまり変わらなさそう。
お姉さん、私は今でも年末年始休むのが怖いのです。