うちにはうちのお盆様
今年も精霊棚が完成~。(ちょっとカエルが気になるけどいつも置いてある)
後は天ぷら・・・。
きゅうりの馬とナスの牛。
これはご先祖様の霊が「きゅうりの馬」に乗って少しでも早くこの世に帰り、「なすの牛」に乗ってゆっくりあの世に戻って行くようにと願いを込めたものだそうです。
お父さんと、きゅうりはいつもどっちが前だったかしら~?とか言いながらネットで調べていたら・・・
ナスが!!!
今までずっとナスの牛はこっち向きにしてたのに!!!売り物みたら違うっ!!!
(へたの部分が後ろだった)
「え~!だってこれ、鼻じゃないのお??」
「だよなあ・・・鼻・・・それって象じゃねーの」
「あ!尻尾か!牛のしっぽ!」
「・・・」
「・・・」
「ま、これはこのままでいっか・・・」(口をそろえて)
うちは昔からヘタがこっち向きの「象っぽい牛」にしていたし、
世の常識がどうであれ今更これの向きを変えてしまったら多分おじいちゃんが渋い顔をするか笑ってひっくり返すだろうし、
まあ、うちのお盆様は象に乗って優雅な気持ちで戻っていただくということで・・・。
ちなみにですね、去年も書いたかも、我が家では送り盆は17日なのです。
むかーし昔、うちの辺で流行り病が蔓延してその供養のために一日でもゆっくりしていただこうということでうちの辺りはどこも17日にやっていて、
時が経ちご近所さんも他所に合わせて16日にするようになってきていたのである年うちも16日にしたらおばあちゃんの脚が痛くなったから17日のままなのだそうで。
あ、あとお墓参りのときにサイの目に切ったなすやきゅうりに洗い米を混ぜたものをお供えするところもあるかと思いますが、うちではアレを食べます。一口だけど。風邪ひかなくなるんだって。生米なのでかなりマズイ。
人には人の、それぞれのお家の、さまざまな伝統があるもので、
それはどんな一般常識にもかなわないんでしょうね。
※【追記】なすの牛の向きは、「うちもヘタが前~」っていうお宅もたくさんありました。
特にどっち向きが正解・・・っていうのはないのかな?・・・というかうちの鼻が長すぎるんだわ笑。